砂漠に堕ちた天使 番外編

彼女たちは新しい衣装に身を包み、素晴らしい踊りを見せてくれた。



翌朝、まだ外が暗いうちに莉世の命の恩人たちは旅に出た。



悲しいけれど、またいつか会える。



来年の今頃、またこの国へ来ると堅い約束をして彼女たちは去った。



******




夜も更け、莉世は部屋にひとりでいた。



大臣たちとの食事を兼ねた会議にラシッドはまだ戻っていないからだ。



「はぁ~」



莉世はお気に入りのクッションに座ると、ため息を吐く。



無意識に出てしまうのだ。



ファラウラ達が旅に出て、胸にぽっかり穴が開いた感じ。