莉世とハサート王子は中庭に出て木陰を歩いていた。
彼は手を握ったり、頬に軽く唇を寄せるくらいで、迫られたりしない。
「結婚式の日まで楽しみは取っておきましょう 貴方の心の準備も必要ですしね」
9人も妃がいれば性的欲求不満もないのか、莉世はホッとした。
「しかし、一つだけお願いがあります」
ハサート王子はにっこりと笑い伝える。
「なんでしょうか?」
「貴方の髪は絹糸のように柔らかくキラキラと光っている この髪に指を差し入れるのだけは許してください」
そう言って指を莉世の髪に差し入れては髪がさらさらと手のひらからこぼれるのを見ている。
この人……もしかして、髪フェチ……。
莉世は日本の言葉を思い出し、苦笑いを浮かべた。
「結婚式が待ちきれません 結婚したら毎晩、後宮にいる貴方の元を訪れますから」
その意味を理解した莉世の気分は落ち込んでしまった。
彼は手を握ったり、頬に軽く唇を寄せるくらいで、迫られたりしない。
「結婚式の日まで楽しみは取っておきましょう 貴方の心の準備も必要ですしね」
9人も妃がいれば性的欲求不満もないのか、莉世はホッとした。
「しかし、一つだけお願いがあります」
ハサート王子はにっこりと笑い伝える。
「なんでしょうか?」
「貴方の髪は絹糸のように柔らかくキラキラと光っている この髪に指を差し入れるのだけは許してください」
そう言って指を莉世の髪に差し入れては髪がさらさらと手のひらからこぼれるのを見ている。
この人……もしかして、髪フェチ……。
莉世は日本の言葉を思い出し、苦笑いを浮かべた。
「結婚式が待ちきれません 結婚したら毎晩、後宮にいる貴方の元を訪れますから」
その意味を理解した莉世の気分は落ち込んでしまった。


