カーテンの引かれる音が莉世の耳に聞こえてきた。
そして荷台が揺れる。
検問所の衛兵が乗り込んできたのだろう。
莉世の鼓動は壊れそうなくらい鳴った。
それに息をひそめていると、息が苦しくなる。
見つかりませんように。
荷台が揺れ、衛兵たちの足音が遠ざかる。
確認の時間は短かったのだろうが、莉世にはとても長く感じられた。
そして、荷馬車がゆっくりと動き始める。
「もう大丈夫よ」
ファラウラの声と共に箱が開けられた。
箱から出た莉世は大きく呼吸を繰り返した。
「そんなに苦しかった?」
ファラウラが莉世を覗き込む。
「いつの間にか息をひそめていたみたい」
「まあ、私達も生きた心地はしなかったけれどね」
そう聞いて、危ないことをさせてしまったんだと莉世は認識して申し訳ない顔になる。
「本当に助けてくれてありがとう」
彼女たちは命の恩人だ。
お兄様にあったら最大のお礼をしてもらおう。
その時、荷馬車が突然、乱暴に停まった。
そして荷台が揺れる。
検問所の衛兵が乗り込んできたのだろう。
莉世の鼓動は壊れそうなくらい鳴った。
それに息をひそめていると、息が苦しくなる。
見つかりませんように。
荷台が揺れ、衛兵たちの足音が遠ざかる。
確認の時間は短かったのだろうが、莉世にはとても長く感じられた。
そして、荷馬車がゆっくりと動き始める。
「もう大丈夫よ」
ファラウラの声と共に箱が開けられた。
箱から出た莉世は大きく呼吸を繰り返した。
「そんなに苦しかった?」
ファラウラが莉世を覗き込む。
「いつの間にか息をひそめていたみたい」
「まあ、私達も生きた心地はしなかったけれどね」
そう聞いて、危ないことをさせてしまったんだと莉世は認識して申し訳ない顔になる。
「本当に助けてくれてありがとう」
彼女たちは命の恩人だ。
お兄様にあったら最大のお礼をしてもらおう。
その時、荷馬車が突然、乱暴に停まった。


