「遅刻するー!」


私は神崎蘭子。今高校の入学式に向かってるんだけど…。






遅刻寸前!!

「ハァハァ。ヤバいよぉー。後10分で始まるし!」


私は息を切らして猛ダッシュで走った。



私が通う高校は一ノ宮高校。制服に憧れて受験したんだ。


「あ、正門だ!」


〔ドンッ〕


正門が見えたと同時に誰かとぶつかった。


「痛っ!」


『大丈夫!?ケガ無い!?』


顔をあげると一ノ宮高校の制服を着た先輩がいた。


「大丈夫です!そちらこそケガ無いですか?」


『大丈夫だけど。もしかして一年生?』


「は、はい。」


『早く体育館行ったほうがいいよ。』


「分かりました!さっきはすいません!また!」


私は体育館へ走っていった。