Strawberry[更新停止中]

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「お邪魔します‥‥」

靴を揃えて、家に入る。


‥‥‥モデルルーム‥‥‥?

そんなわけないよね。


通されたリビングの広さに圧倒される。


大画面の薄型テレビ、音楽鑑賞用と思われる大きなスピーカー、深い色の大きなソファー。

どれも、高そう、ではあるけど‥‥


どこか、落ち着く。


先輩のにおいと、シンプルで落ち着いた色合いの空間が、先輩を感じさせるからかもしれない。


ここは、彼の空間。


そこに自分がいられることが少し、くすぐったい。


「ほら」

ぼーっとしていた私に渡されたのは

「――タオル?」

「ん、目、冷やしたほうがいい」

そんなに腫れてるの!?

慌てて鏡を取り出して見ると、

「‥‥ひどい顔」


「―――いや、そのままでもいいけどな」


そんなわけないじゃない。

頬を膨らませた私の頭を、笑いながらやさしく撫でる。

ソファに促され、受け取った冷たいタオルを目に当てて、彼の手の心地よさに身を委ねた。