Strawberry[更新停止中]

途中から、まわりの不躾な視線には気付いていた。



―――まあ、正門前で抱き合ってれば当然か



最初は、泣き出した侑のことばかりでまわりの様子など気付かなかったが。



じろじろ見られることは、よくある。
その度に不愉快でたまらなくなるが、今は場所を変える気も、侑を抱きしめている腕を離す気もない。

大勢に見られようが、見世物になろうが、

侑が、俺の腕の中にいてくれる間は絶対に―――












しかし、ずっとここにいるわけにもいかない。

侑のあたたかさを名残惜しく感じたが、侑が落ち着いてきたのを確かめて、車に連れて行く。

侑のかわいい泣き顔を他のやつに見られたくなくて、侑の顔を俺の胸に押し付ける。


抱き上げた侑の軽さに、驚きを通り越して心配になってくる。

―――痩せた?

もともと細いほうだったが、さらに拍車がかかった気がする。


まさか、俺の、せい‥‥‥?


心配を、かけてしまったのだろうか。


―――心配、してくれたのか―――?


胸が、しめつけられる。



後悔と


愛しさで―――――