リーゼントに恋をした‐番外編‐




「なあ、俺からもいいか?」


「ん?」



今日の誠二は、いつもと違うと俺に思わせるくらい、妙に食いついてくると思った。


が――誠二にされた質問に、こいつは俺の反応を見て、単に面白がってんじゃないのかと思わされていた。



「例えば、高校生のミノリに彼氏が出来たとして、俺の予想だと、相手の男……下はまずないと思うんだ。涼介、いくつ上までなら許せる?」


「…………」



逆に聞かれた例えばの問いに、即答なんてもんは、出来なかった。


ただ、誠二の言う通り、これだけ歳が離れた人間に囲われていたら、恋愛だのなんだのって年齢になった時、下には目は向かないだろうと思った。




もしもミノリに年上の彼氏が出来たら?


それは、俺の前でも、そいつに甘えることがあるってことかも知れないという想像をしなければで――。


それは、あっちゃならないだろと、軽く血管も浮きそうで、血が騒ぎ出した。


例えば同い年くらいの男との付き合いなら、俺もなんとなくそれはそれで許せそうだ。


勿論、良識があって……それなりに色々なことを弁えたヤツに限定はされるが。


でも、ミノリは間違いなく上だろうな。