歳の離れた兄妹。
今の所ケンカは全くしない。
というよりは、ケンカのしようがない。
何をしてもかわいいと思うし、
「千春! ちゃんと足は閉じて座れ」
「うるせーな、くそじじい」
「なんだと? こんにゃろー!あ、オイ待て、ちはる!」
「ギャハハハハ! じじいだから足おそいなぁ」
まだ……あんな風に……生意気を言うこともない。
「じじい、ぶっ飛ばす」
「生意気言ってんなよなぁ」
「でーべーそー!」
「はぁ? 誰がでべそだよ!」
「くそおにいだよ」
…………。
「相変わらず、すごいな千春ちゃんは……」
「な……俺もちょっとビックリしてる」
小学1年生になったミノリと、3年生になった千春ちゃん。
今日はGW初日。
思い切り遊べる場所を探しに、隣り町にある公園に来ていた。
ミノリは玲子と少し離れた木陰で、四つ葉さがしに夢中。
今さっきまで誠二にまとわりついていた千春ちゃんは、それに飽きたのか?
兄である恭一に絡みはじめ、俺と誠二が座る場所から徐々に遠ざかって行った。

