リーゼントに恋をした‐番外編‐


「球技は、俺らと一緒に遊んでる時に仕込むとして、料理は涼介が教えてきゃいいし。美鈴さんだって、誠二のかーちゃんだっているから、どうにかなりそうだな」

「・・・・・・」


恭一はなにやら1人盛り上がっていた。


発言するのは自由だから、止める気はないが・・・・・・。

流石にアレもコレもなんて、俺の時間がない限りは許されない問題だ。


「なぁ、今は涼介に多少自由な時間があるからいいけど。ミノリちゃんがもう少し大きくなった時、ここに帰って来ても誰も居ないんじゃ、ちょっと――って、俺は思う」

「ん・・・・・・そうなんだよな」


俺の悩みの種に、恭一は見事なまでに核心をついて来た。


「俺は適当に時間作れるから、マジに送り迎えしたっていいんだぞ? 涼介がいない時間帯はうちで千春と遊ばせてたっていいし。この先、ミノリちゃんがその時だけでも打ち込める場を作ってやることって絶対に必要だろ」

「ああ――でも、いいのかよ」

「んあ? なにが」

「例えば俺が本当にそんなこと頼んだら、恭一が大変だろ?」

「お前ねぇ、無理だったら、こんな提案しねーから」