スイカに桃――か。
「すみません、キャベツと、あとオクラもいいですか?」
「あいよっ!」
「あと、ピーマンと玉ねぎもお願いします」
ミノリが桃をよだれが出そうな勢いで見ている傍らで、俺は追加で買う物を決めていた。
桃が置かれている台はミノリには丁度目の前に位置する高さ。
そんなに桃が好きなら、桃狩りなんてのもありかも知れない。
出来るだけミノリが楽しめそうなことを織り交ぜながらの旅行がいい。
俺は買い物の傍らで、旅行のプランを頭の中で考えていた。
今日は、ナスとトマトのミートパスタとサラダ。
それからミノリも好んで食べるオクラのお浸し。
あとは、冷蔵庫にある食材でなにか作るか。
ピーマンと玉ねぎは明日使うとして・・・・・・。
「恭一、お前も夕飯食べて行くだろ?」
「えーいいのか?」
「ミノリもその方が喜ぶだろ」
「だよなぁ! やっぱ、俺がいないと始まらないよなー」
手に枝豆の入ったザルを持って戻って来た恭一。
「枝豆も追加で」
恭一が持っていたそれを、店主に渡した。

