リーゼントに恋をした‐番外編‐


「明日かぁ。あれ、でも明日って土曜日だから保育園お休みじゃない」

「え~? おにぃちゃん、あしたほいくえんおやすみのひ?」

「ああ、明日は保育園はお休みの日だよ」

「そぉっかぁ・・・・・・」

「ミノリちゃん、今度行った時にめだか見せてくれる?」

「うん、いいよ」

「楽しみだな~」

「めだかしゃんね、おみじゅのなか、およいでて、たのしそうなんだよ」

「そっかぁ、暑いから余計に羨ましいねぇ」

「うん! でもね、みぃも、ぷうりゅ、はいってるよ」

「そうなの? ミノリちゃんもプール入ってんの? 俺も、たまにはプールに入って泳ぎたいなぁ~」


恭一と楽しそうに話しながら、「みんなでぷうりゅにいきたいなぁ」と、ミノリが言い出していた。


「プール、か」

車を走らせながら俺は、旅行の前に近くのプールに行こうかと考えた。


ミノリには母親がいない分、愛情をいっぱい注いでやりたい。

俺に出来ることは、それくらいしかない。

家族として、兄妹として、出来る限りのことをミノリにはしてやりたい。


あれこれ考えながら走っていたら、ミノリの好きな八百屋に到着した。