「稔ー帰ろうぜー!」 いつもと変わらない放課後。 幼馴染の健悟と一緒に教室を出る。 私と健悟は付き合っているわけではない。 ずっと変わらない、親友だ。 「おい遊崎ーお前も日直だろー!」 「・・・あ、やっべ!忘れてた!」 あはは、と笑いながら教室へと体を向き直した。 「稔、わりぃ、先帰っててくれるか?」 「うん、じゃあねー」 そう言うと健悟は笑い、教室へ戻っていった。 私はそれを見届けてから昇降口へと足を進めた。