『……ぷっ、悪魔ってそんなんだっけ?』



クスクスと背後から聞こえる優しい声。

……うわ、なんかすげー振り向きたくない。



とりあえずこういうのは無視。
面倒だしね。




『ほらっ、おはようの挨拶くらいしてこいよ!!』




また椛に囁く。



『アンタ何無視して私の役目とってんのよ!!』



は?


思わず振り返る。






『げ。』








そこには悪魔の天敵






『…………天使だ。』