「遅かったねー、もう俺おばちゃんと話弾んじゃってさー」
「…なんで私の家に居るの、奏。」
今日一日で何回見ればいいんだ。
それはもうだんだん見飽きてきたあほ面。
「理桜、せっかく奏くんが来てくれたのになんでそんなこと言うの。」
いやいや母さん、こいつは真っ昼間から私のコンプレックスの傷をわざわざえぐり出した非道の輩だよ…
そう思っても、私のこの男顔を大したことじゃないと言い張る母さんには言っても無駄だって分かってる。
どうせ他人事だと思って相手になんてしてくれないし。
私はどっかりとソファに座った。
隣には自然と謙斗が腰を降ろす。
奏はニコニコしながら母さんと話していた。
