「あのさ、今日一緒に帰らない?」 「帰らない。」 なんでアンタなんかと。 そう言って顔を背けたところで、周りの生徒たちの奇異の視線が目に入る。 そこで、はたと気付いた。 私は昔の泣き虫奏を知っているから忘れていたけど、 そういえばこの男は女子の群れの中心で、モテモテ男子だ。 そんな人が私みたいな男顔の残念な女子に声をかけるだなんて… 周りから見ればやばい状況なんじゃ!?