今思えば、小さいころは泣き虫で弱っちかったけれど、奏は人一倍優しかった。 わがままな私が周りの人と衝突しないようにクッションになってくれていたのも奏。 高校に入ってからも、私がいじめられてからも、 奏だけは態度を変えなかった。 彼は、私にいつも無償の愛を注いでくれてた。 今、わかった。 彼自身が怖いんじゃない。 彼に軽蔑されてしまうのが怖いんだ。