嫌いな類いの男が三人、私の視界を陣取っている。
なぜだろう、
さっきまではそんなことなかったのに、
急に自分がどうでもよくなった。
ひそひそ声、わざとぶつけられる肩、遠巻きな視線。
この顔のせいで慣れていたはずなのに、意外にも私は傷付いていたみたい。
このままいつもの日常から逃げてしまいたい、なんて、柄にもなく思った。
「えらい大人しーじゃん。案外乗り気?」
勝手に言ってろナルシスト。
どうにでもなれ、と私は抵抗することを止めた。
三人の男に囲まれ、掴まれ、私は更に路地の奥へと引っ張りこまれる。
