「早く乗ってよ。」 私は中学の時の名残でつけてある後ろの荷物を置くとこを叩いて奏を急かす。 すると、奏は不思議そうな表情で首を傾げた。 「え、俺が後ろ?」 「…奏が乗せろって言ったんでしょ。」 あーあ、おっきい荷物拾っちゃった。 私が腕時計を見ながら急かすと、奏は急に笑って、ハンドルに手を添えた。