旧姓 小塚八重殿
君に文を贈るのは何度目でしょう。
八重は僕に沢山の文をくれたのにね。
僕は、八重のことが好きだ。
一目で君に惚れた旦那よりも、ずっと前から君を見てきたから、その想いの強さ、濃さは負けないと思う。
最後に二人で蕎麦を食べた時、八重が気丈に振る舞う姿が哀しかった。
僕は君とずっと一緒にいたかったものですから、余裕もなく、きっと君を困らせたことです。
ごめんよ。
僕は、君を迎えに行くよ。
君もそう望んでくれるから。
前園から、ミツさんから君を奪う。
覚悟はあります。僕だって、ずっと考えていたことですから。
取留めのない錯乱とした文章で読み難いことだろう。学も大してないもので、すみません。
それではまた、あとで。
河津弥一

