だけどやめないでいよう。 とりあえずもうちょい近づけば、 舌も少しは楽になるだろうか。 そう考え、 上半身を斜めらせて、彼に近づいた。 ……と、思ったら。 いつの間にか視界は反転。 目の前には逆光の彼。 「涙目って、めちゃくちゃそそる」 そんな事を言われても。