PLAY❤BОY~君が好き~

「り、くっ。」



え…?



「はぁっ…っ。」



うそ…でしょ。



「陸っ!!」



信じられない。



「麻里っ…。」



麻里って…あの麻里さん?



「陸っ…好きっ。」

「あぁ…。」



やだ…。



どうして…。



あたしは急いで陸の
家を出た。



不思議と涙は出てこなかった。



放心状態だった。



どうやって家に帰った
かも分からない。



ただ…。



心に穴がぽっかり
空いてるのは分かる。