涙+笑顔 = キミとあたしの恋




「俺、こいつらが
 入ってくるまえから、ここいたけど
 それ捨ててったの、さっきの客。
 勘違いもほどほどに。」

「すすす…すいませんでしたっ。」


そう言って、
店員は逃げていった。



「あの…」

と、あたしが言う前に、

「あれ?
 お前、藤本じゃね?」

「え?
 もしかして…翔くん?」


ん?翔くん?
もしかして…青山 翔??!?!?



「あれ?
 もしかして、希?」



は?え、なに?この人。
めっっっちゃかっこいいじゃん!!


175は、あると思われる身長に、
しっかりと筋肉があって。
まさに…細マッチョだ。
ほどよくセットされた髪の毛。

目は、くりくりしてて、
だけど、男らしい目をしていて、
笑った顔は…最上級。

整った鼻、
キスしたくなるような唇。



もう…モデル並だ………――。



「あー…はい。」

「なに?
 なに赤くなってんの?」

いたずらに聞く。

「なってませんっ!」

「はは。
 なら、俺、淳と約束あるから行くわ。
 また連絡するなー」




たった、数分?
いや、数十分かな?


もう、それさえわからないくらい
あたしは、翔に見とれていた。

鼻血…出ちゃいそう(笑)



「ねー!
 かっこいいでしょ?」

「べ…べつに?まあまあ?
 さっ たーべよっ♪」

「ふっ。
 そんなに顔、赤くしちゃって(笑)
 こっちが恥ずかしいよ。」



そんなに赤いのかな…?
たしかに…少しってゆうか、
体中から、熱いものが込み上げてくる。



それが“一目惚れ”
だと気づくのは、まだ先のこと……―。