世界は残酷だ
「おはよ~紗江」
紗江は私、
河本 紗江の事
(カワモト サエ)
そして声を
かけてきたのは
美奈、
中谷 美奈だ。
(ナカタニ ミナ)
私達は同じ学校に通う
高校2年生だ。
「おはよ、」
「紗江にお願いがあるの」
どうせしょうもない事
だろうなと私は思った
「なに?」
「今日学校おわってから
ファミマ行かない?
ちょっとかっこいい人
みつけちゃったんだ~」
「そんな事だと思った
別に暇だし、いいよ」
私はこの時考えも
しなかった
この日美奈に
誘われてなかったら
私は今頃
どうしてたのかな?
裕菜にも可憐にも
翔也にも雄大にも
出会って
なかったんだろうな…


