「この子どうする?君が育てる?」

私が二十五歳のころ
あの時はまだ若かった。

「私が引き取ってくれる方を捜しますから」


私なんか1人じゃ結局何もできなくて
私なんか1人じゃ駄目だって気づいた。

夢も希望もなくなった
二十五の夏。