俺は嬉しかった。

恋愛感情とかなしで
俺のものになった気がした。

こんな的場俺しか知らない
先生、みんな、きっと親だって知らない。

「先生っ」

あの顔を見るまでは。

的場は先生を見た瞬間
まるで恋人が来たような。

そんな顔をした。

顔を赤くした、とかじゃない。

先生、悪魔がいるの!助けて!

っていう顔。

怖がられるのは別いい
いや、本当は嫌だったけど。

何て言えばいいかわからないけど・・・
そう思った。