翌日、その日は5月の晴れた朝で

登校途中でアユミを見かけた洋介は
「見せたい物があるんだけど学校が終わってから会えないかな?」
そう切り出した。

アユミは
「いいよ、ご飯たべてからお邪魔します。」と答えた。

アユミは父親の二人きりなので家事一般をこなしている。

 家はごく近所で同じ町内である。

父親同士が親友だった事も有り、幼い時から一緒に遊んでいた。