小鬼のハミング

「でも、小鬼ってかわいそうじゃない?何か名前付けてあげようよ。
言いにくいし・・・」とアユミ

「そうだね、言いにくいしね。何か良い名前ないかな・・・」

「金ちゃん」と唐突にアユミが言った。
「金貨を作ってくれたから、金ちゃん」

「えっ?」そんな単純なと洋介は思った。