小鬼のハミング


「それじゃ、魔法が使えるの?」とアユミが聞いた。

小鬼はビンを叩いた。

「すごい、魔法が使えるんだって」とアユミ

「魔法が使えるのなら、そこから出られないのか?」と洋介が聞く

小鬼は悲しそうな表情で首を左右に振った。