「それで、体育祭のためにクラスから体育祭委員以外に何人か手伝ってほしいんだけど…誰かいる??」
――――はいっ
――――はいはいっ
――――やりま―す
「じゃあ今、手あげてくれた女子3人。体育祭までお願いします!!今日はそれだけっ。じゃあ失礼しました!」
はじめてちゃんと聞いた先輩の声は、男の子にしては少し高めで、それでいて落ち着きのある優しいもので…
伏せっぱなしの私は過ぎていく先輩の後ろ姿しか直視できなかった。
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