せんぱい!



「ありがと。戻っていーよ!」



「あ、はい…」



「遥よかったねっ」


小声で話しかけてきた夏。


さっきまで繋いでいた手が
なんだかすごく温かい。



自分の指定位置に着き
みんなで一回通したら
解散とゆうことに。




「1、2、3、4!!…」




私は前で手を叩く先輩を
やっぱり直視できなかった。