言いながら、スケッチブックと
シャーペンを手渡してくれる先生。



左手に持ったシャーペンをスケッチブック
に走らせ、先生に見せた。



『何でもいいです。 先生の話、
なんでも面白いから』



先生はまた『ふわり』と笑い、
至極嬉しそうに「ありがとうね。」


と言った。  結局、



「飼い猫にサバ夫って名前を付けたら
娘さんにこっぴどく怒られた」話を



面白おかしく話してくれた。