HINEKURE~ヤマトノオロチの巻~

稽古場に行くと、
陰が
「本気でこい。ククク」
陰が手を出すと霊剣を創り出す。それは黒い刀で峰が赤い。
純也が呪文を唱えて、
「鬼蜘蛛!!」
そして炎の刀を作り出す。
「ククク…」
陰が刀を軽く振ると、鬼蜘蛛や純也の刀が陰の霊圧にやられて、消える。
「まだ振っただけなんだが、ククク、」
純也が軽く舌打ちをして、
「ならば……」
巻き物を取り出して、呪文を唱える。
「いでよ。前鬼!!」
前鬼が
「この霊圧は、隠神様か??」

「ククク、久しいな~、前鬼。まさか前鬼を呼べる者がまだこの世にいるとは、なかなかだ。」
純也が
「知っているのか??」

「褒めてやろう。純也。しかし、召喚で闘うヤツは、召喚魔物を出すだけではないぞ。詳しいことは、自分で調べろ。ククク…じゃ~な。」
優輝が倒れる。優輝の瞳が戻り、前鬼が巻き物に戻った。