HINEKURE~ヤマトノオロチの巻~

霞が心配そうに優輝の顔を覗き込む。
「大丈夫??」
優輝
「うん。……俺帰るわ。部活がんばれよ。じゃ~な。」

「!!うん。じゃ~ね。」
(優輝が『がんばれ』って、あのひねくれている優輝が!!)
少し驚いていた。

優輝が帰り道
頭の中で
『な~、聞こえるよな??』
陽神
『ハイ、聞えますよ。生まれ変わり君。』

『なんで俺の中にいるだ??』
隠神
『さっきも言っただろう。魂の契約によって、生まれ変わりの魂と同化しているのだ。輪廻が同じだ。』
優輝
『隠神さんか陽神さん昨日と今日勝手に出た??』
陽神
『陽神って言わなくていいですよ。「陽(ヨウ)さん」でいいですよ。ハイ、出ましたよ。今日はお昼に。』
隠神
『俺は「隠(カゲ)」でいい。俺は今日は朝に出た。』
優輝
『やっぱり。このことじいちゃんとかに言った方がいいのか??』
陽さん
『まぁ~、一応あいさつだけでも』

『あんな雑魚にか~~ククク、』
優輝
『分かった。』