おじいちゃんと兄貴が、倉庫を優輝について何かてがかり探していた。
兄貴(純也)
「優輝のヤツ、また赤くなったみたいだぜ。霞ちゃんの前で。」
じいちゃん
「霞ちゃんなら、なんとなく分かってくれるだろう。まず優輝のアレが何か見極めなければ、何も手のだしようがないだろう。」
純也が適当にめくる小紋書に目が止まる。
「初代安倍晴明の話みたいだな。
安倍晴明はその身に陰陽を宿す。隠とは、人が持ってない力なり、陽も同じなり。
人間が持ってない力って??」
「人間は各々に『火・水・土・木・金』の一つを宿しているのだ。例外がなければな。純也は『火』のようだがな。
人間が持ってない力とは、おそらく天と地だろうな。天とは、創世の力、地とは、破壊の力、らしい。」
また小紋書に目を戻す。
「この力………なんかボロボロになって分かんねや。」
じいちゃんも適当に小紋書に目を通すが、代々当主に優輝みたいなのはいなかった。
純也が
「コレ何??」
『前』っと書いてある巻き物を指指すと
じいちゃんが
「『前鬼』の召喚するための巻き物じゃ。今では、誰も召喚する者がいないがな。」
兄貴(純也)
「優輝のヤツ、また赤くなったみたいだぜ。霞ちゃんの前で。」
じいちゃん
「霞ちゃんなら、なんとなく分かってくれるだろう。まず優輝のアレが何か見極めなければ、何も手のだしようがないだろう。」
純也が適当にめくる小紋書に目が止まる。
「初代安倍晴明の話みたいだな。
安倍晴明はその身に陰陽を宿す。隠とは、人が持ってない力なり、陽も同じなり。
人間が持ってない力って??」
「人間は各々に『火・水・土・木・金』の一つを宿しているのだ。例外がなければな。純也は『火』のようだがな。
人間が持ってない力とは、おそらく天と地だろうな。天とは、創世の力、地とは、破壊の力、らしい。」
また小紋書に目を戻す。
「この力………なんかボロボロになって分かんねや。」
じいちゃんも適当に小紋書に目を通すが、代々当主に優輝みたいなのはいなかった。
純也が
「コレ何??」
『前』っと書いてある巻き物を指指すと
じいちゃんが
「『前鬼』の召喚するための巻き物じゃ。今では、誰も召喚する者がいないがな。」

