HINEKURE~ヤマトノオロチの巻~

優輝が
「なんでだよ??」
兄貴が
「いいから早く帰れ!!……」
〈ドン~!!〉
校庭の真ん中にいきなりカミナリが落ちる。兄貴が軽く舌打ちをして
「遅かったか!!」
カミナリが落ちた所から、若い男性が現れた。
じいちゃんが優輝の前に立って
「オヌシ何者だ??」

若い男性が
「俺か??夭魔の雷って言うだ。テメ~ら陰陽師をぶっ殺しにきた。」
そう言うと雷が手をじいちゃんに向ける。
そこから電撃が放たれる。
じいちゃん印を結んで
「結界!!」
じいちゃんと俺を囲むように結界が創られる。電撃から守られる。じいちゃんが
「まさか上級か!!。まだこの世にいたとは。」
兄貴が何か呪文を唱える。
(何か召喚するのか??)
兄貴が
「いでよ。鬼蜘蛛!!」目の前に巨大な蜘蛛が現れる。
陰陽師の闘い方には、大きく分けて三つある。一つは霊剣を使って直接闘うタイプ、召喚魔物のと契約して闘うタイプ、印を結んで霊力をいろいろ変えて闘うタイプ。
鬼蜘蛛が雷に襲いかかる。いきなり雷の体がイカズチになり、鬼蜘蛛に触れた。その瞬間、鬼蜘蛛に強力な電圧が流れて丸焦げになる。