HINEKURE~ヤマトノオロチの巻~

霞が手を止めて、
「悟る??」
霞桜が
「なぜ『花』は咲いて散る。
なぜ『鳥』は空を飛ぶ??
なぜ『風』は時にはすべてをなぎ払い、時には優しいそよ風を吹かせる。
なぜ『月』はキレイに浮かんでいるのだ。」

霞が考え始める。そんな事考えた事もなかった。
「これを悟れば、花鳥風月の真理は手に入る。俺も抜けるだろうな。」
霞が身を落ち着かせる。花・鳥・風・月を頭に浮かぶ。自然と刀に手を伸して、刀を抜ける。
霞桜が
「ウソ!!もう抜けたのか??」
霞が刀を構えて
「うん。」
霞桜が
(先代が言った通り、この娘なかなかやるな。俺様が抜けるなんって五百年振りだな。始めにこんなアッサリ抜けるヤツなんって清明以来だな。これも何かの運命かもな。)
一人笑い出す。霞が
「ね~、こんなボロボロじゃ~大根も切れないだけど、これで夭魔が倒せるの??」
霞桜が
「俺様は持ち主の心の震えに反応して刃を創るだ。」
霞が優輝の顔を頭に浮かべ、守りたいと心を震わせると霞桜から、桜の花びら舞うように出てきて、霞桜の刀身を包むと、霞かかった桜の花びらの淡い桃色の刀が姿を現す。霞桜を軽く振う。刀から桜の花びらが舞う、すごくキレイだ。