HINEKURE~ヤマトノオロチの巻~

残り六日
霞と彩乃は一週間泊まることにした。
朝、頬に当たる空気が清々しく気持ちがいい。身が引き締まる。霞が彩乃に
「そういえば、侫歌も敵になっただよね。」
悲しそうにしゃべる霞を見て、無愛想に
「そうだ。」

「うん。」

「でも、敵だったアイツや、悪魔を呼んだ私、学校の一番の可愛い子のあなたという不思議な関係だったけど私はうれしかった。」
スーツと明るい笑顔で
「うん。」

「霞の剣術の調子はどうなの??」

「まあまあかな??」

「頑張ろう。」

彩乃が鉄の塊に電撃をぶつけたりし始める。霞が竹刀を持って素振りを始める。
真が少し遅れて稽古場に入る。集中力を高めて針のような霊剣を創る。その針を上に向ける。真の体の回りから水の輪を何個も創る。水の輪が自由自在に操れるように訓練し始める。
真が
「霞!!使ってない木刀を私に投げて!!」
言われた通りに木刀を投げる。
投げられた木刀にたくさんの水の輪が木刀を細切れにする。
「まあまあかな??」
水の輪が消える。
霞が
「凄い!!」
彩乃が
「私も……」
手に電撃の輪を一つ創り鉄の塊に向ける。しかし、キズ一つつかない。
彩乃がガッカリする。