HINEKURE~ヤマトノオロチの巻~

優輝が目を覚まして、みんなが無事なことに安心する。そして
(俺は何にもできなかった。)
優輝の白い瞳に涙が貯まる。霞が心配そうに
「私達は大丈夫だよ??」
優輝が下を向きながら、涙が零れる。
「ごめん。何にもできなくて……」
涙が一つまた一つと零れる。
彩乃が
「真、一週間後アイツら来るらしい。」
じいちゃんが
「一週間……」

「強くなるしかないだろう。優輝!!泣いてないで強くなりな!!」
と言って優輝の顔にハイキックをかます。
優輝がバタリと倒れて霞たちの顔を見上げて
「分かった。」
拳をギュッと握り絞める。
その後、真たちは優輝の稽古場に集まる。
真が
「ヤマトノオロチは各々力があって、界龍の『夭魔転生』で夭魔を創って人間を襲うと考えられるから彩乃と霞は夭魔を倒せるくらいになって、そんなに陰陽師ってたくさんいないだよね。だけど無理はしないでね。」
霞が
「私そんなに力ないんだけど。」
じいちゃんが
「大丈夫じゃ、陰陽師の対夭魔奥義を教えよう。一般人でも使えるのじゃ」
真が
「彩乃と霞は先代当主に教えてもらって!!」