HINEKURE~ヤマトノオロチの巻~

授業が始まっても、優輝の昼寝でまだ起きない。
〈プルプル、プルプル〉
携帯が鳴る。
先生が
「誰だ??」
優輝は自分のポケットの携帯を開く。メールを受信していた。
優輝がゆっくり立って
「すみません。僕です。」
先生
「廊下で立ってなさい。」
僕が廊下に向うと霞がコッチを向いてニヤニヤ笑っていた。
(アイツ……)
優輝が廊下に立つと携帯を開いて、メールを見る。
『よだれ垂れてるよ!!ダサィ~~。』
(くだらないことでメールしやがって、ムカつく。……。教えなきゃよかった。)
メールを打つ。

教室で、また携帯が鳴った。霞が
(しまった!!マナーにしていなかった。)
先生が
「今度は誰ですか!?」
霞が
「すみません。私です。」
先生が
「あなたも廊下に立っていなさい。」
霞が廊下にいくと教室でコソコソ話が始まった。
「霞が携帯持ってたって知ってた??」

「いいや。まったく知らんかった。」

先生が
「ハイ!!集中して!!」
とゲキをとばす。