ル-ズリ-フな恋








体育祭が近くなったある日の放課後、いつものように楠元くんがやってきた。




「平田さん、おはよう」



「もう、こんばんはだよ」



「だって俺、5時間目に登校したし」




…5時間目に登校って、


学校に来る意味あんのかね?





「また、席に座りに?」



「正解!あ、でも今日は平田さんにお土産があんだよ」



何やらポケットの中をごそごそとあさってる。




「手、出して」


「…うん」



一体どんなものが貰えるんだろうと楠元くんの前に手を出してみるけど…

「…?」

なかなかくれようとして来ない

「…ぷっ」


楠元くんが後ろを振り向いて笑いだした。




まさか、



「また冗談なの!?」



「…あはは、ごめん。平田さんてば単純すぎて…」





もういい加減にしてほしい。


これで騙されるのは5回目…




恥ずかしく楠元くんの顔見れないし…