【完】ラブ☆パワー全開




仕事が終わり、
仁のあがる時間までカフェで待ってる約束をした今日。

ホワイトデーってこともあり、
待ち合わせしている恋人同士も多い。

そんな中に紛れ込み一人、
仁の働く姿を見学中のあたし。


うぅ、かっこいいー……。

目をハートにして仁を見つめる、
あたしはもはや変態。


でも、だって、こんなに仁を見つめることが出来るのなんてバイト中くらいなんだよ。


普段は……恥ずかしいじゃん。


サクサクと仕事をこなす姿。

営業スマイルで対応する姿。


本当に高校生なんだろうか。

とまで思ってしまう、あたしはかなりの重症。

自分でわかっているから尚イタイ。



こんな事、千恵に言ったら絶対……馬鹿にされちゃうんだろうけどさ。