「あ…これって、」
歩の後を付いて入ると
そこは生徒会で使う資料の山
生徒会で使った過去の資料が
バラバラに置かれていて
ホコリっぽい資料室は尚更薄暗い感じがした
「この片付けをさ、あいつに頼まれてたんだよ」
「あいつ?」
首をかしげていると
少し嫌そうな顔をした歩が
「だから、生徒会長さまが!」
と付け加えた
あぁ、なるほど…って、
これ全部!?
は、橋野先輩は鬼だ。
たぶんずっと手がつけられなくて
このまま放置してあったんだろうなぁ…
こんなのいつ終わるか分からないよ
足元のちらばった資料を見て
はぁ、とため息が出た

