私が男にだらしがなくなったのは

中3の春―――。

私は小学校4年生の時に母親に捨てられ
父親に育てられていた。
私には兄が一人。妹、弟が一人ずつ。
昔は5人家族だった。
母親は兄と妹、弟だけを引き取り、
私だけを父親の元へ行かせた。

お母さんは私が嫌いなんだ。
4年生って言ってもまだまだ子供。
そんな私がつらいのは当たり前。
私のお父さんは平日の夜は
毎日朝方まで飲み…。
仕事にもいかなくなった。
私の学校の事も全くと言っていいほど
しなくなった。
その時10歳の私はお父さんに何も
言えなくて…ただただお父さんが
また笑ってくれればそれでいい
と思っていた。
私はその1ヶ月後…あまりにも生活が
ひどかったため親戚に預けられた。