『はあっ…やっ…あっ…もっ…と…』

ベットの軋む音と共に男は激しく腰を揺らす。
私を壊すかのように…。

「今日はやけに積極的なんだな」
行為を終えた後、その男はぐったりした
私の頭を撫でながらそう言った。
『積極的な方がいいって言ったのはあんた
でしょ。何よ今更。』
私は鼻でフッと笑った。

私は“鈴堂由愛華”(りんどうゆめか)
私の頭を撫でているこの男はさっき
街中でナンパしてきた男。
名前は―――――。確か…
翔太って言ってたっけなぁ?
――まぁそんな事どうだっていい。
私はお金さえ貰えるなら誰とだって
簡単に寝れる。
どんな演技だって出来る。
なぜかって…?

そう…“恋はゲーム”だから。