お母さんのおかげ男子校

「俺は、美咲の事が好きなんだ。」
「えっ…。」
私は、おどろいた。
まさか、そんなことを言われるとは思わなかった。
久しぶりにあったばかりで、昔は好きだった。
私の初恋の相手。
でも、今かいちゃんの事が好きかって聞かれたら、「わからない」と答える。
いまは、会えた嬉しさしかない。
「返事はいつでもいいから。ちゃんと考えてね。俺、本気だから。」
かいちゃんが、どれ程真剣なのかが、かいちゃんを見ていたらすぐわかる。
目が合わせられない。
私は何もいわず、窓をしめた。
私はかいちゃんが好きだ。
だけど、その好きは恋愛の好きじゃない…と思う。
「はぁぁーどうしたらいいの?」
♪~♪~♪~♪
携帯がなっている。
見てみたら知らない人からだった。
「はい。もしもし。」
「僕、九条侑だよ。」
私は、おどろいた。
携帯番号を教えていないから。
「びっくりしたでしょ。司から、聞いたんだ。」
「司くん?」
「そう。東雲司。」
「さっき、電話番号教えたんだ!!司くんと友達なの?」
「一応友達だよ。」
「一応なんだ…それで、私なんかに電話してどうしたの?」
「暇なら一緒に遊ぼうと思って♪」