リリは袋の中に入れられていた。袋から誰かが開けた。小さな男の子だった。男の子はリリを抱えてベッドに寝ている女の子に見せた。カンベル「マリサ。見て、マリサが好きな猫だよ。目開けてよ。」女の子は目を開けなかった。すると、コリアが入ってきた。コリア「何してんだい!カンベル!」カンベル「だって、もう1ヶ月も目を開けないんだよ。おかしいよ。」カンベルは泣いて出て行った。コリアと目があった。コリア「リリちゃん、カンベルに連れてこられたのね。」リリ「コリアさん。何かあったんですかニャ。」コリア「カンベルは私の弟でマリサは妹なの。私達3人は親に売られてこの都に来たの。仕事だって今は真面目にやってるわ。だけど、マリサが1日だけ居なくなったの。カンベルと探したわ。マリサは道で倒れてた。意識もないまま。親がマリサを無理矢理連れて行っていお金ないからマリサの体を売り飛ばした。マリサは自分でここまで逃げてきたの。それから、目も開けないし意識も戻らない。大好きな猫を見せても反応さえしない。ひそかに、マリサを売り飛ばした親とマリサの体をボロボロした男を探してるけど、私の力じゃ…。」コリアは泣いていた。リリ「泣かないで、私も協力するからニャ。」コリア「あんたは、いい猫ね。」リリ「まずは、近所のみんなに聞き込み調査しようニャ。」コリア「そうね。」2人は、聞き込み調査に出かけた。