星香は小さな男の子と手を繋いでいた。乱季「静海!探したんだぞ!」乱季は男の子の手を引っ張った。星香「待って。この子、お母さんからもらったネックレスを落としたみたいなの。一緒に探していたんだけど見つからなくて。」乱季は男の子にビンタした。男の子は泣き出した。乱季「だから俺が持つって言ったんだ!」リリ「叩くことないでしょ!」リリは男の子に触れようとしたが、男の子は星香の後ろに隠れた。星香「リリごめんね。あなたが赤の魔法使いって事、この子知ってるの。知ってて怖がってるの。」リリ「いいよ。好きでなった訳じゃないし。」乱季「静海!本当に落としたのか?」静海「トラレタ。盗賊に。」乱季「やっぱりな。」星香「盗賊はどこに行ったか分かる?」静海「動化家へ向かうって言ってた。赤の魔法使いをさらうって言ってた。」リリ「えっ!すぐに行かないと。」カオルと竜牙が言った。「俺達が先回りする。」そう言いホウキで行った。リリ「乱季。あなたは行く?」乱季「もちろん!静海も来るんだ。」静海「赤の魔法使いを渡せばネックレス返ってくる。僕は赤の魔法使いを渡したほうがいいと思う。」星香「本来ならリリを渡したほうがいいと思うけど今回はダメね。」静海「なんで?こいつ悪党でしょ?僕が殺してもいいんだよ?」リリに剣を向けた。リリ「刺せるもんなら刺してみなさい。傷つくのはあなたよ。」静海は剣を刺そうとした時、乱季が止めた。乱季「やめろ。時間がないんだ。悪いが俺はリリさんと行く。心に迷いがあるやつとは行きたくない。」リリは魔法でホウキを出して乱季と動化家へ向かった。星香「リリは馬鹿ね。」静海「星香さん。約束した物は?」星香は禁断の書を渡した。静海「僕が当主様になったら、星香さんははれて自由。ふるさとにもずっと住める。」星香「みんなには危害を加えないでよ。」静海「はい。それでは誰も知らない島へ向かいましょう。」静海と星香はある約束をしていた。禁断の書を持ってきたら、1つ願いを叶える。もし持ってこなかった場合、ドラゴンの魔法使いが動化家へ集中攻撃をすると。