動化家に戻って、刹那を当主様に見せた。リリ「当主様。刹那は助かりますか?」当主様「こ、これは!死の魔法をかけられたみたいだね。」リリ「死の魔法?」当主様「助かる道はないだろう。無理に魔法で解くと、解いた者も死んでしまう。」リリ「そんな。」カオル「魔法警察の長官がかけた魔法です。」当主様「なんで長官が?」ナナ「リリが赤の魔法使いだとバレて。」当主様「あいつめ!」リリ「私が魔法を解く。」当主様「ダメだ。万が一の事があったら、どうする!」リリ「刹那は私を助けてくれた。今度は私が助けるの。」リリは魔方陣を書いて魔法を使った。リリ「この者の死の呪いを解け。たとえ、私自身が死んでも構わない。」すると、強い光が刹那を包み込んだ。刹那は目を開け、リリは倒れた。刹那「リリさん!」カオル「リリ!しっかりしろ!」当主様「リリは生きておる。だが、強い魔法を解いたから目が開けれないだけだ。」リリは目を閉じたまま喋った。リリ「刹那大丈夫?」刹那「大丈夫だ。」リリ「カオル。私を、海の都、ウォータータウンに連れて行って。そこにしか、目を開ける薬ないの。星香さんと竜牙も一緒に連れて来て。」カオル「わかった。」当主様「刹那。お前は休んでおきなさい。」刹那は頷いた。通信機で星香と竜牙を呼んだ。急いで二人は、動化家に来た。星香「話は聞いたわ。」竜牙「無茶するな。リリは。」リリ「だって誰も死なせたくないんだもん。」カオル「当主様。私達、4人で行きます。」当主様「待ちなさい。私も行きます。後の事は、理緒と恋人に任せる。」理緒と恋人が来た。理緒「私は彼とここで暮らす事にしたの。だから、いつでも頼って!」リリ「ありがとう。」カオルはリリを抱き抱え、5人は出発した。