(感想ノートより)



空如さん



『新選組には唯一女隊士が居たと言う説に注目しています。』


『斉藤一さんが一時四番隊だった事に驚きました。興味深いと思い、本で調べてみました。


一番 沖田 二番 伊東 三番 井上 四番 斉藤 五番 尾形 六番 武田 七番 松原 八番 谷 


は、元治元年十二月の新撰組の「行軍録」に一番隊から八番隊までの名称と二隊の小荷駄雑具担当班が書かれていたそうです。』



『土方には故郷に許嫁がいたそうです。

 名前は琴と言い、戸塚村に住む美人で評判の三味線屋の看板娘だったそうです。
 当時の土方は、江戸の奉公に出ている時に、女中に手を付けて孕ませてしまい、
 奉公先をクビになり、義兄のやっかいになる身でした。フラフラしているから不祥事をしでかすと考えた親戚達の勧めで、琴との縁談の話しは進んだが、土方は

「この天下の一大事に、何が事をなして名をあげるまでは、自分を自由の身にしておいてほしい」


 と訴え、琴は許嫁となりました。 
 多摩時代の土方の句にこういうものがある。


“志れば迷ひ 志なければ迷わぬ恋の道”

この句は琴へ向けての句だったのかもしれない…』




『斉藤さんは突き技に優れていました。剣客としても凄腕で土方さんや近藤さんにも信頼されていてお気に入りだったそうです。

その信頼の元、間者でも活躍したと言われています。

最期まで己の誠を貫き、戦ったと言われています。~』









【新撰組と現代女剣士】(空如/著)



…[全236ページ] (連載中)







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