大好きな君へ



ーーーここは?どこ?

あたし…どうしたんだっけ?

あっ…そうだ。三代川くんと走って…

そういえば走ったのなんて何年ぶりだろう…

気持ちよかったなぁ…

って、あたしそれで迷惑かけたんだった!!

早く起きなくちゃ!!

でも…どうやって?

あたしが今いるのは真っ白な世界。

なんにもない。

でも…この世界、きたことある気がする…

わかった!!小さい頃に発作が起きたときだ。

あの時は…お母さんの声が聞こえてきたんだ!!

お願い!!三代川くん…あたしの名前を呼んで!!